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家出少女 小バカにするな、企業でも存在価値あり
「草食系」という表現がはやっている。一部には「女が狙うべきは、草食系男子」などと評価して議論する者もいるが、おおむね彼らを積極的に褒めた論調ではない。今回は、草食系を肯定して論を進めていきたい。企業に巣食う草食系を軽視して「肉食系」を重用し過ぎると企業を危うくするのだ。

  Wikipediaによると、「草食系男子」とは 2006年11月にコラムニスト・深澤真紀のWeb連載で「草食系男子」として命名され、2008年ごろからメディアで取り上げられるようになった、20 代男性の傾向である。2008年7月には森岡正博著「草食系男子の恋愛学」が刊行されて注目を浴びた。深澤は「恋愛やセックスに積極的ではない、肉欲に淡々とした草食男子」と定義し、森岡は「新世代の優しい男性のことで、異性をがつがつと求める肉食系ではない。異性と肩を並べてやさしく草を食べることを願う」と少し拡大定義する。

 今では、「車も買わず海外旅行にも行かず、高級ブランドにも興味がない。草食化する若者は『所有』や『消費』の意味を根底から揺さぶる。草食のフロンティアは広がる」(日本経済新聞 2009年1月6日付)と引用されるまで、草食系は広義に使われている。

●草食系は昔から存在していた

 実は何も今さら騒ぎ立てることもない。草食系は昔から存在した。恋愛やセックスに淡白で、女性と肩を並べて草を食む男なんて何十年も昔からしばしば見掛けたものだ。海外旅行もしなければ車も持たない。高級ブランドなんてまったく関心がない。酒も好まない。寮の部屋か自宅にこもって、お茶菓子を食べたり、コーヒーをすすったりして、大したことのない趣味に浸っている。職場でも地位や収入にあまりこだわらない。与えられた仕事をただ淡々とこなす。現在指摘されているような草食系は、とうの昔から存在していた。

 彼らは人生に消極的だととらえられる傾向にある。「人生に前向きに、もっと積極的に生きろよ」、「仕事にもっと貪欲になって、課題に果敢に挑戦せよ」、「地位が上がった方が仕事が面白いだろうに」――。どちらかというと肉食系だった筆者は、いわゆる草食系の同僚や部下、時には上司を見ては、いらだったことがある。

 しかしよく考えると、彼らの存在をやゆしたり、否定的にとらえたりすることもない。彼らには彼らの存在価値があるのだ。広義の草食系という意味で、草食系新入社員、企業に巣食う草食系、供給と需要面での草食系の3視点から検討しよう。

●草食系社員は変身する

  10年ほど前、筆者が新入社員数十人を対象に訓示したときのことだ。一方的な訓話を嫌う筆者は、新入社員と対話をしながら進めた。「目下最も関心を持っていることは何ですか」との筆者の問い掛けに、男女3人が言葉を発せなかった。リラックスさせてしゃべらせようと、そして周囲の新入社員からもアドバイスがあったのに、彼らは遂に一言も発しなかった。「なぜあんなやつらを採用したんだ」と筆者は人事部門を責めたものだ。彼らのその後の勤務状況について関係者から聞くと、いわゆる草食系だった。

 ところが、である。10年経った今、1人の女子社員は結婚してもまだ勤めており、ベテランSEとして欠くことのできない人材に育っている。1人の男子社員は営業部門の係長になって肉食系に変身し、もう1人の男子社員は、目立たないがプログラマーとして堅実に業務をこなしているという。訓話した当時、彼らにアドバイスしていた利発な女性は、1年も経たずに辞めていった。

 営業部門で肉食系に変身した男子社員は、上司がその可能性を最初から見抜いていた。男子社員は人生を達観していてすべてに興味を示さない雰囲気はあったが、理屈に合わないことには反論したり不機嫌になったりする様子を見せた。上司は彼を頭が良く理解の早い男で、鍛えれば変身すると読んだ。上司は、社外の営業研修へ参加させたり、常にテーマを与えたりしながら、目を掛けられているという意識を植え付けた。数年後には量販店に放り出し、4年間徹底して売り子の実習をさせた。男子社員は見事に肉食系に変身した。

 草食系は、育てる余地、育つ可能性を充分に備えている。どう育てるかは、預かった管理者の力量次第だ。彼らは変身できるし、着実に業務を支えてくれる。

●肉食の度が過ぎるのも考えもの

 筆者が現役部長のころの話である。ある日トップと一緒に出張したとき、電車の中でトップは「A君とB君のような部長が、あと2名いてくれると助かるのだが」と話していた。A、Bともに肉食系の典型だった。存在感があり、実に積極的で仕事ができた。トップが同じタイプを所望するのももっともだと思った。

 しかしAには悪い癖があった。しばらくしてゴルフのスコアをごまかすことが広く知られることとなった。先輩部長に注意をされてもその癖は治らず、やがて社内で信用を失った。Bは自己保身が強く人の痛みを理解せず、部下の面倒も先輩の面倒も見ることができなかった。気が付くと周囲に誰もいなかった。A、Bともに一時は目の前の業務実績を上げたが、肉食がこうじて人を食ってしまったのだ。

 一方、のんきに肩を並べて草を食む草食系の同僚や部下は、企業への派手な貢献はないが、勤務査定の時に彼らの持ち点が肉食系へ献上されたり、透明で公正かつ健全な業務が彼らによって支えられたりしていることを思うと、危険な肉食系よりかはよほどマシな存在だ。

●草食系同士で支え合う

 最後に、供給と需要面の話である。前掲の日本経済新聞によると、「心地よいコミュニケーション」を経営のキーワードとし、規模や収益にあまり関心がなく、 M&Aや派手なオフィスにも関心はない、そういう草食系のネットベンチャー企業のフロンティアは広がるという。その代表であるアマゾン、グーグル、ヤフーなどは、規模を競ったトヨタやソニーのような肉食系が凍える氷河期に、現金などの皮下脂肪で寒さをしのぎ、環境適応の進化を遂げる。その草食系企業を、車にも海外旅行にも高級ブランドにも興味を示さず、大量消費や所有と無縁の草食系の利用者が支える。しかし、この傾向はあえて草食系と定義しなくても存在していた。彼らはニッチを狙う企業、消費者として存在意義を示してきた。

 かくして草食系は、存在の意義が十分にあるし、大事にしなければならない。
[2009/07/13 18:23 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
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